ガル・ヴィハーラ

ガル・ヴィハーラ(シンハラ語: ගල් විහාර、英語: Gal Vihara)は、スリランカ北中部州の古代都市ポロンナルワの北側に位置する仏教寺院である。12世紀にパラークラマ・バーフ1世(1153年~1186年)によって建立された寺で、当初はウッタララーマ(シンハラ語: උත්තරාම、英語: Uttararama)と呼ばれた。大型の坐像、立像、涅槃像と、石窟内にやや小型の坐像がある。4体の仏像だけでなく、石窟そのものも一塊の巨大な花崗岩 (花崗片麻岩) から彫り出されており、「岩の僧院」とも呼ばれる。仏像はいずれもシンハラ時代を代表する彫像芸術であり、多くの巡礼者や観光客がガル・ヴィハーラを訪れている。ガル・ヴィハーラは、スリランカの世界遺産「古代都市ボロンナルワ」を構成する寺院のひとつである‌。

ウッタララーマの磨崖仏は、アヌラーダプラ時代の様式とは顕著な相違点が見られる。立像については、それが仏陀なのか、あるいは十大弟子のアーナンダなのか、歴史家や考古学者の間で見解が分かれている。像はいずれも岩壁を最大限に生かし、岩石の高さいっぱいに像を彫ったとみられる。現場にはレンガ壁の基部のみが残っており、これらの仏像がかつてはレンガ造りの堂内に安置されていたことを窺わせる。ウッタララーマは、パラークラマ・バーフ1世が堕落した仏教僧を浄化するために僧を集めた場所である。パラークラマ・バーフ1世は、後に仏教僧が守るべきカティカーヴァタ(律、katikavata)を定めた。この規律は、立像横の岩面に碑文として彫られている。

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Mlechanteur - CC BY 3.0
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