Buckingham Palace
( バッキンガム宮殿 )バッキンガム宮殿(バッキンガムきゅうでん、英語: Buckingham Palace)は、イギリスのロンドンにある宮殿。外周護衛を担当する近衛兵の交代儀式を見物できることで有名。
1703年にバッキンガム公ジョン・シェフィールドが自らの邸宅として桑畑を購入して建てたバッキンガムハウス(Buckingham House)が始まりとされる。当初は煉瓦のみで建てた非常に簡素な邸宅に過ぎなかったが、1761年にジョージ3世が、王妃シャーロットと子供達の為に譲り受けて私邸として使うようになった。
引き続き王位に上がったジョージ4世は、建築家ジョン・ナッシュの忠告によって、煉瓦造りだったバッキンガムハウスを1825年から12年かけて全面改築に着手、それまでルネッサンス様式だった建物をネオクラシック様式に改装したが、当のジョージ4世は王宮の完成を見ないまま死去した。
1837年にヴィクトリア女王の即位の際にセント・ジェームズ宮殿から移り住み、以後バッキンガム宮殿はイギリス王室の公式の宮殿となった。
1850年、正面の東棟が増築され、宮殿は中庭を囲む口の字型の構造となった。玄関は西棟の中庭に面しているため、外部からは見えなくなった。
1913年、宮殿正面が改装され、バルコニーが新設された。このバルコニーは広場とザ・マルに面しており、祝日になれば王室一家が国民の前に姿を見せる場所となっている。
なお、宮殿の屋上に王室旗が掲げられている時は国王または女王が在宅、イギリス国旗なら不在を示している。
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