Hollywood Walk of Fame
( ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム )ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム(英: Hollywood Walk of Fame、直訳からハリウッド名声の歩道とも)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ハリウッドにある、ハリウッド大通りとヴァイン通り沿いの歩道である。
約5kmほどの間に、エンターテイメント界で活躍した人物の名前が彫られた2,000以上の星型のプレートが埋め込んであり、観光名所になっている。毎年星の数は増えており、追加する際のセレモニーには本人も参加する。
1960年より、ハリウッドの商工会議所により設立された。最初の半年で1,500以上の星が埋め込まれ、1994年にその数は2,000を超えた。現在では毎年6月に、映画、テレビ、音楽、ラジオ、舞台の5つの分野で活躍した人物を対象に、20名ほどの候補者から一般の投票によって選ばれる。
1953年、ハリウッド商工会議所の会長だったE・M・スチュアートが歩道に有名人の名を冠した星を置くことを着想している[1]。1956年にロサンゼルス市議会がこれを承認したが、チャールズ・チャップリン・ジュニアが、父親チャールズ・チャップリンの名が含まれていないとし、訴訟を起こして問題となった[1]。1960年、最初の星に映画監督スタンリー・クレイマーの名が刻まれた[1]。
当初は2,500の星が用意されており、最初の16か月で1558個に名前が刻まれた。それからは、毎月2つのペースで名前が埋まった。1978年には、ロサンゼルス市の文化と歴史のランドマークに指定された。1994年までに元の2,500の星は埋まり、西側に、シカモールを超えてラ・ブレア・アベニューへと延長された。現在、この方向へは、シルバー・フォー・レディース・オブ・ガゼボーで止まっている。工事などの理由で、星は設置された場所から移動されることもある。
「星」に名が掲示されるためには、映画・演劇・ラジオ・テレビ・音楽業界のいずれかで顕著な功績を上げているという申請が必要である。申請は誰でも行うことができるが、適性や受賞歴のリスト、コミュニティーへの貢献度などを5ページ以内のプロフィールにまとめた上で、申請費4万ドルを払って申請が行われる必要がある[1]。その後ハリウッド商工会議所で本人の業界貢献度などを検討し、「星」としてふさわしい人物であるかどうかが認められる[1]。ただし商工会議所に認められても、本人が生存中であれば、その承認がなければ星は掲示されない。ジュリア・ロバーツ、ロバート・レッドフォード、ダスティン・ホフマンは本人が断ったため星が作成されていない[1]。当初は、分野ごとに複数の星を受けることが多かったが、近年ではそのようなケースは稀である。
近年では、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームを模して、セントルイスやトロント、香港など、他の都市でも類似したウォーク・オブ・フェームが作られている。
日本人俳優では早川雪洲、マコ岩松、三船敏郎[2]の星がある。2004年には、生誕50周年を記念して日本のキャラクターとしては初めて怪獣ゴジラが加わった。
^ a b c d e f “ハリウッドでたびたび破壊 トランプ氏の星は撤去されるのか”. BBCニュース. (2018年8月9日)2019年6月8日閲覧。 ^ “三船敏郎がハリウッド殿堂入り果たす、日本人で3人目の快挙”. 映画ナタリー. (2015年6月24日)2016年11月2日閲覧。
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