Hamburger Hafen

( ハンブルク港 )

ハンブルク港(ハンブルクこう、ドイツ語: Hamburger Hafen)とは、ハンブルクのエルベ川沿いの河口から約100 kmに位置しているドイツ最大の港湾。大規模なコンテナターミナルを擁し欧州ではロッテルダム港、アントワープ港(英語: Port of Antwerpに次ぐ第3の港湾である。2020年現在、海上コンテナ取扱量は世界第18位である。

 ハンブルク港

北ヨーロッパ圏で交易が盛んになった1189年5月7日に開港した。フリードリヒ1世からエルベ川での関税を徴収する特権が与えられ、中世都市の自由貿易連合体であるハンザ同盟の最も重要な北海沿岸港として、穀物、織布、毛皮、ニシン、香料、木材、金属の積替地となり発展を遂げた。アメリカ大陸の発見とアジア航路が開通した16世紀中頃以降、欧州で最も重要な貿易港となった。

19世紀後半になると世界貿易の急速な拡大にともない外航船の航行が急増したため、倉庫の貯蔵能力と港湾機能の拡充のために1881年から1888年に倉庫街が建設され、その後の二、三十年の間に港がエルベ川の対岸に拡張された。これ以降、世界最大のコーヒー・ココア・香料・絨毯の取扱港となり、キール運河が1895年に完成すると、バルト海へ短時間で出られるようになり、港の魅力はますます高まった。

第二次世界大戦では、英米軍によるハンブルク空襲でハンブルク港は完全に破壊された。戦後、ハンブルクが英国占領地区、ブレーマーハーフェンが米国占領地区とされた。現在でもその名残として、それぞれアジア・アフリカ航路、北米・南米航路が集中している。

2020年代、中国からの貨物の受け入れ量の増大を背景に、中国国営企業の中国遠洋海運集団がハンブルク港のトレロー・コンテナターミナル(CTT)へ出資することを計画[1]。ドイツ政府内部では中国が重要なインフラへの関与することについて強い慎重論が出されたものの、既に中国は欧州の複数の港湾で独自に拠点を有しているなどの状況もあり、2022年、出資額を25%未満に制限すること、人事などの重要な決定事項に関与しないことを条件に許可することとなった[2]。

^ “ドイツの「コンテナ港」運営権を中国企業が買収”. 東洋経済オンライン (2021年10月12日). 2022年10月28日閲覧。 ^ “ショルツ政権、独ハンブルク港への中国出資を容認”. 日本経済新聞 (2022年10月28日). 2022年10月28日閲覧。
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