陽朔県(ようさく-けん)は中華人民共和国広西チワン族自治区桂林市に位置する県。漓江西岸に位置し、秀麗な景観があり、呉邁の詩『桂林山水』に「陽朔堪称甲桂林」とうたわれている。桂林盆地の南東端部に位置する。

陽朔県には「中国旅遊名県」の名誉がある。改革開放以来の対外開放の観光都市の第1陣として、陽朔はその美しく独特の風景により多くの観光客を呼び、観光業はすでに陽朔経済の支柱産業となった。

カルスト地形に属する自然景観は独特であり、桂林山水の精華が集まっている。比較的に名所とされる場所は洋人街である西街、映画「劉三姐」の撮影が行われた大榕樹景区・月亮山・龍潭、ここ数年新しく開発された世外桃源風景区・胡蝶泉風景区など、その観光業の多彩さは道中の地元の農民をも驚き楽しませる。

映画監督の張芸謀指揮による大規模な山水を背景にした野外ショー「印象劉三姐」には近年多くの観光客が訪れている。山水を舞台とした中国初の野外ショーで、何度も改善を行いながら上演されている。すでに陽朔観光の一つの名物にもなっている。

また陽朔には、漓江と碧蓮峰の下の摩崖石刻、徐悲鴻の旧居、孫中山の北伐講演の場所などいくつか人文景観もある。

111年(元鼎6年)、前漢により荊州零陵郡に始安県を設置され、陽朔を管轄した。後漢になると始安侯国に改められた。

265年(甘露元年)、三国時代の呉により陽朔地区に尚安県・熙平県を設置され、荊州始安郡の管轄とした。西晋の泰始年間(265年 - 274年)、尚安県が廃止となり管轄地域は熙平県に編入され、始安郡の管轄とされた。

南朝梁(502年 - 557年)により熙平県は始安県に編入されたが、590年(開皇10年)に隋により始安県の県治が熙平より現在の陽朔鎮に移転、県治が羊角山麓に置かれ、「羊角」と「陽朔」が同音であることより県名とされここに陽朔県が成立した。

621年(武徳4年)に唐により陽朔県の一部に新たに帰義県(県治は白沙鎮旧県村)を設置されたが、627年(貞観元年)に帰義県は廃止され陽朔県に統合され、現在まで沿襲された。

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