ツールマレー峠(つーるまれーとうげ。仏名:Col du Tourmalet)は、フランス南部のオート=ピレネー県に位置する、標高2115m地点にあたる峠の名称。近時、原語表記に近い、トゥルマレ峠もしくはトゥールマレー峠と表記されることもある。
ピレネー山脈のほぼ中央部、ピック・ドゥ・ミディ・デュ・ビゴール山のすぐ南側に位置する。峠の東側はなだらかな斜面であり、この一帯はラ・モンジーのスキーリゾートを成している。峠の西側にはガヴァルニー渓谷が広がる。
峠の西側に位置するリュス=サン=ソヴァールを始点とした場合、水平距離にして19kmの地点であり、標高差は1404m、平均7.4%、最大10.2%の勾配がある。また東側に位置するサント=マリー・ド・カンパンを始点とした場合、水平距離にして17.2kmの地点であり、標高差は1268m、平均7.4%、最大10%の勾配がある。
峠からはピック・ドゥ・ミディ山頂まで未舗装路が延びている(一般車は通行止め)。
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