シンゲッティ (Chinguetti)(アラビア語:شنقيط, Shanqīṭ, シャンキート もしくは Shinqīṭ, シンキート。口語発音ではシャンギート、シンギート、シンギーティなどが聞かれる。) は、モーリタニア北部の、クサールと呼ばれる古い交易拠点の一つである。首都ヌアクショットから北西へ約450kmのアドラール台地にあり、観光拠点は西方のアタールである。13世紀にサハラ交易ルート上の拠点として建造されたこの小さな町は、エキゾチックな風景や歴史ある手稿の宝庫に驚嘆する人々を惹きつけ続けてきた。しかし、近年は砂漠の侵食に深刻に脅かされており、高い砂丘が西部の境界を形成し、いくつかの家は打ち寄せる砂に呑みこまれた。
サハラの先住民たる旧市街に住む人々は、赤みがかった石と日干し煉瓦ででき、屋根にヤシの梁が渡されていた家で暮らしていた。そういった古い住居のドアにはアカシアが使われていたが、その木は随分昔にこの一帯から姿を消している。多くの家には中庭や農地があり、人々は狭い通りに沿って中央のモスクへ行く。
シンゲッティのモスクは、この町の有名な建築物の一つである。これはダチョウの卵の頂華をもつ四角いミナレットを頂く石造の古いモスクである。その他の有名な建造物には、旧フランス外人部隊駐屯地、背の高い給水塔などがあり、そして何よりも手稿の図書館が5つある。これらの図書館には中世後期のクルアーンや科学に関する重要な手稿が保管されている。
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