サクサイワマン(Saksaq Waman、ケチュア語で満腹のハヤブサの意味)は、インカの遺跡である。目的は城砦(城塞、要塞)、宗教施設、その双方を兼ねた建造物など諸説あるが、確定していない。
インカ帝国の第9代皇帝パチャクティの命によって1438年以降に建設が開始され、約50年後の第11代皇帝ワイナ・カパックの在位中に完成したとされる。フランシスコ・ピサロをはじめとするスペイン人による征服で首都が陥落した後の1536年に行なわれたクスコ奪還戦では、マンコ・インカ・ユパンキ率いるインカ軍の拠点となった。
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