ヘブロン/アル=ハリール旧市街

ヘブロン/アル=ハリール旧市街 (ヘブロン/アル=ハリールきゅうしがい、アラビア語: البلدة القديمة في الخليل、アル=ハリールの旧市街、ヘブライ語: עיר העתיקה של חברון、ヘブロンの旧市街) は、パレスチナのヨルダン川西岸地区にあるアル=ハリール(ヘブロン)の歴史的中心地である。考古学者たちは、古代のヘブロンは、最初は別の場所である、今日の旧市街から西に約200メートル離れたテル・ルメイダから始まったと考えており、もともとはカナン人の都市であったと考えられている。現在の旧市街は、ギリシャまたはローマ時代紀元前3世紀から紀元前1世紀)に定住がなされ、アッバース朝(紀元750年開始)の時代にヘブロン地域全体の中心地となった。

2017年にパレスチナ国で3番目の世界遺産に登録された。この旧市街は、イスラエルの軍事占領下にあり、国際記念物遺跡会議 (ICOMOS) の調査員が候補地を訪れる許可が実効支配しているイスラエルから降りなかったため現地調査が出来ず、ICOMOSは通例の勧告を出さず保留した。ICOMOSの勧告保留は世界遺産条約史上初めてのことだった。しかし、緊急的登録推薦という例外的な方法で推薦及び世界遺産委員会会議での審議が行われ、最後は秘密投票によって文化遺産として登録が可決されると同時に危機遺産入りをした。

旧市街は、聖書の族長(父祖)と母祖の伝統的な埋葬地であり、アブラハムの宗教のユダヤ教徒、キリスト教徒、モスリムによって崇敬されている聖所および巡礼地である「族長たちの墓/イブラヒーム・モスク」を取り囲むように建設されている。また同市街は、ヘブロンのイスラエルとパレスチナの紛争においてセンシティブな場所である。

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