トーロンマン(Tollund Man)は、紀元前4世紀に生きていた男性の遺体が、自然に死蝋化したものである。トーロンマンが生きていたのは、スカンディナヴィアで前ローマ鉄器時代が特徴的な時代である。 彼は1950年、デンマークのユトランド半島で、ピート・ボグの中から発見された。ボグ(泥炭地)に沈んでいたために遺体の保存状態は非常に良く、こういった遺体は湿地遺体として知られている。 特に頭部と顔の状態は生前の面影を強く留めていたことから、発見当初は近年に起きた殺人事件の被害者と間違われたほどであった。
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