Stockholms slott
( ストックホルム宮殿 )ストックホルム宮殿(スウェーデン語:Stockholms slott)は、スウェーデンの君主の公邸(国王一家の私邸はドロットニングホルム宮殿)であり、主要な王宮の一つである。
この地の最初の建物は、13世紀にメーラレン湖を防衛するためにビルイェル・ヤール(Birger Jarl)によって建設された塔を中心に備えた要塞であった。要塞は宮殿に発展し、中心の塔の尖塔に因んでトレー・クローノル城(Tre Kronor、"3つの王冠")と命名された。
16世紀遅くにヨハン3世の下で旧い要塞からルネサンス建築様式の宮殿への大改装が行われ、1690年には小ニコデムス・テッシン(Nicodemus Tessin the Younger)の設計でバロック様式の宮殿に造り直されることが決まった。1692年に北棟の作業が始まり1697年に完成したが、1697年5月7日の火災で宮殿の大部分が崩壊した。
宮殿は小ニコデムス・テッシンにより再建され、西側の中庭(courtyard)外周の半月形ウイングは1734年に、宮殿内の教会は1740年代に、外装は1754年に完成した。国王一家は完成した南西、南東、北東ウイングに転居してきた。北西ウイングは1760年に完成した。北のレヨンバッケン(Lejonbacken、ライオン坂)は1824年から1830年にかけて建設された。この名称はそこに鎮座するライオンの彫刻に由来している。
宮殿はスウェーデン軍の近衛兵(Högvakten)により警護されている。近衛兵は16世紀初めからの歴史を持つ。
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