サラン峠トンネル

サラン峠トンネル (ダリー語: تونل سالنگTūnel-e Sālang, パシュトー語: د سالنگ تونلDa Sālang Tūnel) アフガニスタンのパルヴァーン州とバグラーン州にまたがるヒンドゥークシュ山脈を通るサラン峠にある道路トンネルである。全長2670m。海抜3,200 m (10,500 ft)付近にあるトンネルは1964年にソビエト連邦の援助で建設され、アフガニスタン北部とカブール、そしてアフガニスタン南部を結ぶ戦略的にも重要な道路である。それに加え、このトンネルは南北を結ぶ道路で唯一通年で通行可能な道路でもあるが、積雪の為通行止めとなる事が多い。

1955年にアフガニスタンとソ連の両国は共同でサラン峠の道路改良を行うプロジェクトのサインを行い、9年後の1964年に通年でカブールとアフガン北部を通行出来るトンネルが開通した。完成当時世界一標高が高い場所にあるトンネルだったが、9年後の1973年に完成したアメリカのコロラド州にあるアイゼンハワー・トンネル(英語版)にその座を譲っている。

1976年に空調システムが追加された。

ソ連軍によるアフガン侵攻の頃にはこのトンネルは戦略的に重要だったが、同時にムジャーヒディーンの格好の標的になっていた。

 トンネルへ入るアメリカ軍の車列(2011年)

1989年にソ連軍がアフガニスタンから撤退した後、トンネルのメンテナンスが停滞し、アフガニスタン紛争真っ只中の1997年から1998年にかけて北部同盟とタリバーンの間の戦闘に巻き込まれ、トンネルの入り口や照明、空調システムが破壊され、徒歩でのみの通行しか出来なくなっていた。タリバーン政権が2001年に崩壊した後は当時の新アフガニスタン政府と米仏露が合同で復旧作業を行い、翌年の2002年の1月19日に通行が再開された[1]。

2010年代初頭の時点でISAFから修繕と改良の資金援助を未だに貰っていた[2]。

2012年にアメリカ合衆国国際開発庁にこのトンネルと並行する新しいトンネルの技術調査を行った。計画上ではこのトンネルはパルヴァーン州のオラン地域(6km南)とバグラーン州のドシャク地域(10km北)を結ぶ予定で、今までより距離を30 - 40 km (19 - 25 mi)分程短縮する計画となっている[3]。

^ 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「Avalanches kill 28 and injure dozens near Salang tunnel」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません ^ 「ISAF finance Salang tunnel renovation」『The Khaama Press News Agency』The Khaama Press News Agency、2013年3月2日。2017年12月3日閲覧。オリジナルの2013年3月4日時点におけるアーカイブ。 ^ “Technical Studies for New Salang Tunnel Underway”. 2012年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月27日閲覧。
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