1698年、この地域で金鉱が発見され、西にピラール、東にアントーニオディアスという2つの鉱山集落が建設された[1]。やがて人口が増大し商業機能が成長してくると、1711年にこの両村落が統合してヴィラ・リカ（豊かな町）という名で市制を施行した。両地区のちょうど中間地点に中央広場と市会を建設し、アントーニオディアスには鉱山機能が、ピラールには商業機能が集中するようになった[2]。1745年にはミナス・ジェライス地方の首府となる[3]。

1789年、ブラジル独立運動の一つであるミナスの陰謀 (Inconfidência Mineira) の舞台となる。 1823年、町として認められ、名称をオウロ・プレットに改称。 1839年に薬学学校が、1876年にドン・ペドロ2世により鉱物学校が開校。

19世紀に入ると町の主産業であった金鉱は取り尽くされ、1897年には州都の座を新たに建設されたベロ・オリゾンテに譲る[4]。1980年、ユネスコによりオウロ・プレットの街並みがブラジル初の世界遺産に登録された[4]。

^ 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「#1」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません ^ 「ブラジルの都市の歴史　コロニアル時代からコーヒーの時代まで」p230-231　中岡義介・川西尋子著　明石書店　2020年1月31日初版第1刷発行 ^ 「ブラジルの都市の歴史　コロニアル時代からコーヒーの時代まで」p231-232　中岡義介・川西尋子著　明石書店　2020年1月31日初版第1刷発行 ^ a b 「ブラジルの都市の歴史　コロニアル時代からコーヒーの時代まで」p236　中岡義介・川西尋子著　明石書店　2020年1月31日初版第1刷発行