ゴッタルド峠(ゴッタルドとうげ、独: Sankt Gotthard, ザンクト・ゴットハルト、伊: San Gottardo, サン・ゴッタルド、日本ではフランス語読みのサンゴタール峠としても知られる)(標高2108メートル)はスイスのティチーノ州アイロロとウーリ州ゲシェネンの間にある峠である。スイスのドイツ語地域とイタリア語地域を結び、ミラノへ通じる道ともなっている。
古代から峠の存在は知られてきたが、13世紀前半まで一般的に交通路として用いられることはなかった。初夏には雪解けの水で溢れるシェレネン渓谷の急流を渡河し、アンデルマットまで狭く急峻な峠道を通り抜けなければならなく、遭難者も多発した。峠の名前は1236年頃にはバイエルン公国の聖人ヒルデスハイムのゴッタルドから名づけられている。
コメントを追加