Kiwi (bird) ( キーウィ (鳥) )

キーウィ(奇異鳥)は、後述するキーウィ目に分類されていた構成種Apteryx australisに対して用いられていた和名、もしくは鳥綱キーウィ目(Apterygiformes)に分類される構成種の総称である。この記事では後者について解説を行う。

DNA配列比較から、キーウィは同じくニュージーランドに隔離されていたモアよりもマダガスカル島にいたエピオルニス(どちらも絶滅分類群)とはるかに近縁であるという驚くべき結論が得られている。全ての種は歴史上の森林破壊の悪影響を受けてきたが、現在キーウィの森林生息地の残っている広大な土地は保護地と国立公園としてよく保護されている。現在のところ、キーウィの生存に対する最大の脅威は侵入したほ乳類捕食者による捕食である。

キーウィの卵は世界の鳥類の中で、体の大きさに対する割合では最も大きなものの一つである(雌の体重の最大20%).。毛のような羽根や短くどっしりとした脚、見るよりも前に餌に気付くために長いくちばしの先端にある鼻孔を使う、といったその他の特有の適応から、キーウィは国際的によく知られるようになっている。

キーウィはNational symbols of New Zealandと認められており、その結び付きは、「キーウィ」という用語がニュージーランド住民に対する砕けた呼称として国際的に使われるほど強い(「キーウィ (人)」参照)。