カサ・ボティネス (Casa Botines)は、スペイン・カスティーリャ・イ・レオン州レオン県レオンにあるモデルニスモの建築物。アントニ・ガウディの設計によって1891年から1892年に建設された。地方の貯蓄銀行であるカハ・エスパーニャの本店として使用されている。
ファサードの一部
アントニ・ガウディはアストルガ司教館を仕上げる過程で、友人でありパトロンでもあるエウゼビ・グエイによってレオンの中心部に家を建築することを勧められた。グエイから生地を買う会社のオーナーであるシモン・フェルナンデスとマリアーノ・アンドレスは、ガウディに倉庫付き住宅の建築を依頼した。カサ・ボティネス(ボティネス邸)という名称は、会社の元オーナーであるジョアン・ボティネスに由来する。
1929年にレオンの貯蓄銀行であるカハ・エスパーニャはその建物を買い取り、ガウディのオリジナリティを損なうことなく自社の使用目的に適合させた。 2010年にスペインの経済危機への対応としてカハ・エスパーニャは同業他社と合併した。
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