チャクチャク (菓子)

チャクチャク(ラテン文字:Çäkçäk - [ɕækˈɕæk]、ヤナリフ:Cəkcək、タタール・キリル文字:Чәкчәк/ чәк-чәк / çäk-çäk、タジク語: чақчақ - チャクチャク、ロシア語: чак-чак - チャクチャク、バシキール語: сәк-сәк - シャクシャク、カザフ語: шек-шек - シェクシェク)はタタール人の間で作られている菓子である。チャクチャクはタタールスタンやバシコルトスタンで特に人気のある菓子であり、ロシアではタタールスタンの郷土料理と認識されている。

チャクチャクは発酵前のパン生地を切り分け、ヘーゼルナッツ程度の大きさの球へと丸め、油で揚げることで出来上がる。また、生地にヘーゼルナッツやドライフルーツを混ぜ込むこともある。揚げた生地は専用の型へと積み上げ、上からはちみつをかける。冷まして硬くなった後、ヘーゼルナッツやドライフルーツで飾り付けをすることもある。

伝統的な結婚式においては、チャクチャクは通常よりも大きなサイズで作られ、キャンディやドラジェで飾り付けをしていることが多い。世界最大のチャクチャク(1000kg)は2005年8月29日にカザンの千年記念行事で制作された。