チャアヌヴィク
チャアヌヴィク(デンマーク語: Tjørnuvík)とは、デンマークのフェロー諸島、ストレイモイ島北部の高い山に囲まれた村。集落は2つの大岩『リーシン・オ・ケリンギン』(エストゥロイ島北岸の海食柱)を見通せる湾の奥に位置している。
村の古い教会は1858年に山を越えた先の小さな村サクソンに移された。現在のチャアヌヴィク教会は1937年までに建設された。 1956年にはバイキング時代のいくつかの墓が発見された。 標高152mにある墓からは、1000年頃の女性とケルトの青銅製の輪の付いた針が発見された。これはフェロー諸島のケルト語からの借用語にも見られるように、北欧からイギリスへの入植者とフェロー諸島への入植者とのつながりの証拠だと考古学者によって解釈されている。
チャアヌヴィクの文化として、『キンゴコア』(Kingokor)という賛美歌が広く知られている。『キンゴコア』は、家や教会で歌われるデンマークの司祭『トマス・キンゴ』の賛美歌である。古代から何世代にもわたって続くフェロー語の伝統を守ってきた。合唱団は2003年、2006年、2009年、2012年、2015年、2018年にデンマークでツアーを行った。2021年時点でも存在しており、フェロー諸島のどこにも、チャアヌヴィクほど強くトマス・キンゴを讃える伝統的な歌はない。
村の周りには砂浜とサクソン村へのハイキングコースがある。
チャアヌヴィクからは、村の近くにある、高さ133mの切り立つ崖のようなスタックル島への旅行が、年に2回手配されている。 ストレイモイ島からスタックル島の間の移動は、垂直な山の側面の間に張られた鋼索で運行する無蓋のゴンドラで行われる。
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