15 Temmuz Şehitler Köprüsü
( 7月15日殉教者の橋 )7月15日殉教者の橋(しちがつじゅうごにちじゅんきょうしゃのはし、トルコ語: 15 Temmuz Şehitler Köprüsü、英語: July 15 Martyrs' Bridge)は、トルコのイスタンブールでボスポラス海峡に架かる吊橋である。
かつてはボスポラス橋もしくはボスポラス大橋(The Bosphorus Bridge)と呼ばれ、ボスポラス海峡に架かるもう一つのボスポラス橋(ファーティフ・スルタン・メフメト橋・通称第二ボスポラス大橋)と区別するため、第一ボスポラス大橋と呼ばれることもあった。
ボスポラス海峡への架橋は、1957年に当時のアドナン・メンデレス首相によって決定された。完成は1973年10月30日、トルコ共和国建国50周年記念日の翌日のことである。
2016年7月15日に軍の一部が起こしたクーデター未遂事件では兵士が橋を封鎖し、これに抵抗した市民が犠牲になるなど象徴的な場所となった。7月25日、ビナリ・ユルドゥルム首相により現在の名称に改称されることが発表された[1][2]。
建設から30年以上経過したうえ、想定交通量を大きく上回る交通量があることから、大型貨物車両の通行制限を行わざるを得ないほど劣化が進んでいたことを受けて、2013年12月から2019年3月にかけて、IHIインフラシステムなどの共同企業体が大規模修繕工事を実施した。この工事では、従来斜めに張られていた240本のハンガーロープを鉛直に張り直す作業を交通開放した状態で実施するという世界初の試みが行われるなど「質の高いインフラ」の輸出に貢献したとして、2021年6月18日に第4回JAPANコンストラクション国際賞・建設プロジェクト部門において国土交通大臣表彰が授与された[3]。
^ “ボスポラス橋が改称=「殉教者の橋」に-トルコ”. 時事通信. (2016年7月26日)2016年7月26日閲覧。 ^ “Turkey renames Bosphorus Bridge to ‘15th July Martyrs’ Bridge”. アル=アラビーヤ. (2016年7月26日)2016年7月26日閲覧。 ^ “第4回 「JAPANコンストラクション国際賞」受賞プロジェクト・企業を決定!~日本の「質の高いインフラ」海外展開の代表例を表彰~”. 国土交通省 (2021年6月18日). 2021年6月21日閲覧。
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